「仕事が忙しくて不動産会社に行けない」「予約が取りづらい」など、なかなか不動産会社に行けずに悩んでいるという方も多いのではないでしょうか。
しかし来店のタイミング次第では、よりスムーズに対応してもらえる可能性があるので、効率よくお部屋探しを進めるためにも事前にチェックしておきましょう。
今回は、不動産会社の具体的な営業日や営業時間、おすすめのタイミングなどをご紹介します。また、近年増えつつあるオンライン内見についても解説していきますので、これから部屋探しをしようと考えている人はぜひチェックしてください。
目次
不動産の平均営業時間
不動産会社の営業時間は10時~18時前後が多いです。
ただし、これは店舗によって違いがあるため、来店する際は不動産会社の公式HPなどで営業時間を確認しましょう。
また、定休日についても調べずに来店すると無駄足になってしまうおそれがあります。
不動産会社には営業してすぐに来店すべき?
不動産会社には、可能な限り営業開始後すぐに来店しましょう。主な理由は次の2つです。
<すぐに来店すべき理由>
・午前中であればほかの客が少ないため、余裕をもって対応してもらえる
・閉店時間を気にせず、複数の賃貸物件を内見できる
・待たされるリスクが低い
お昼以降は客数が増えるため、混雑している場合は対応してもらえるまで時間がかかるかもしれません。混雑具合によっては、案内日を後日に指定される可能性もあります。
また、お昼の時間帯は休憩時間と重なって人手が少ない可能性もあるので、おすすめは11時頃までの来店です。不動産会社スタッフの手が空き、時間をかけて相談できるタイミングをねらいましょう。
事前予約してから来店するとスムーズ
事前予約しておくと当日の打ち合わせ時間が短くなり、賃貸物件探しの流れがスムーズです。不動産会社へ来店すると、まず希望条件(居住エリアや間取り、家賃、設備など)や入居希望日などのヒアリングから始まります。
一方、事前予約で上記の内容を伝えておけば、来店前に不動産会社スタッフが準備時間を確保できるため、来店時に希望条件に合った賃貸物件の資料を用意しておいてもらえます。
不動産会社には何曜日に来店するのがおすすめ?
不動産会社へは月曜・金曜の来店をおすすめします。土日・祝日は客足が増え、混雑している可能性が高いためおすすめできません。
一方、平日であれば土日祝のような混雑が避けられます。中でも金曜日は、土日に客数が増えることを見越して物件情報を準備しているケースもあるため、複数の情報から気になる賃貸物件をピックアップできるチャンスです。
【注意】水曜日が定休日の店舗が多い!
不動産会社は一般的に水曜日を定休日としているので注意しましょう。水曜日が定休日となる理由はいくつかあります。
<水曜日が定休日の理由>
・休日から離れた曜日なため
・管理会社も定休日になるため
・「契約が水に流れないように」という意味もある
水曜日はとくに休日から離れており、客数が少ないため定休日としている店舗が多いです。さらに、不動産会社が営業していたとしても、管理会社が定休日の場合は内見ができません。
また、なかには3つ目の理由のようなゲン担ぎの意味合いで水曜日を避けているケースもあります。
なお、火曜日・木曜日が定休日となっている店舗も多くあるので、来店の際は事前に営業日もチェックしておきましょう。
不動産営業時間内の来店が厳しいなら「オンライン内見」という方法も
不動産会社の営業時間内に来店できない場合、「オンライン内見」という方法をおすすめします。
オンライン内見とは、物件探しの相談や内見などをオンライン上でおこなえるサービスです。空いた時間に相談できるため、営業時間内に来店できない人も気軽に利用できます。
オンライン内見のメリット
オンライン内見には以下のようなメリットがあります。
<オンライン内見のメリット>
・来店不要なため、自宅からでも相談や内見ができる
・実際に不動産会社のスタッフが対応してくれるため、詳細情報も確認できる
・現地にいるような感覚で内見できる(物件内の映像も確認可能)
オンライン内見の大きなメリットは、場所に関わらず物件相談・内見ができることです。対応してくれるのは不動産会社スタッフなので、WEB上で見た気になる賃貸物件の詳細情報なども教えてもらえます。
また、内見ではリアルタイムの映像を見せてもらえる店舗もあり、現状で気になるところがあればその都度チェックすることが可能です。
なお、物件の契約をする際に必要な重要事項説明に関しても、2017年10月からオンラインで説明(賃貸物件のみ)が受けられるようになりました。
オンライン内見のデメリット(注意点)
オンライン内見にはデメリット・注意点もいくつかあるので、利用する前にチェックしておいてください。
<オンライン内見のデメリット>
・視覚的な情報しか得られない(触り心地やにおいなどがわからない)
・リアルタイムで内見する場合、細かく指示を出す必要がある
・通信環境が悪いとスムーズに会話できない
・物件周辺の様子を肌で感じられない
オンライン内見は映像と音声のみで相談・内見を進めるため、物件内にある設備や家具などを触って確かめることができません。また、周辺のにおいなどもわからないので、実際の状況がイメージと異なる可能性もあります。さらに、近隣に住んでいる人の様子や物件周辺の治安なども、現地へ行って確認しなければ正確には判断できません。
なお、オンラインの場合、通信環境次第で音声や映像が途切れることもあります。重要事項説明などの際、音声・映像が途切れると大事なポイントを聞き逃すかもしれません。これらのデメリットも把握したうえで、必要に応じてオンライン内見を活用しましょう。
オンライン内見がおすすめの人
メリット・デメリットをもとに、オンライン内見がおすすめの人を見ていきましょう。
<オンライン内見がおすすめの人>
・自宅から店舗までの距離が遠い
・時間がなく、来店する時間がない人
・気になる賃貸物件を軽くチェックしておきたい人
・不動産会社スタッフの様子を確認しておきたい人
オンライン内見は、営業時間内であればいつ・どこからでも利用できるサービスです。
そのため自宅から店舗まで離れている人、時間がなく来店できない人も問題ありません。「現地まで行くのは面倒だけど物件の詳細は知りたい」といった人も、気軽に内見できるのでおすすめです。
また、不動産会社スタッフの対応が丁寧かどうか不安な人もオンライン内見を利用してみましょう。画面越しであるため、もし勧誘をされても断りやすく、冷静にスタッフの説明を聞くことができます。
不動産会社の営業時間を押さえたうえで来訪しよう
不動産会社へ相談に行く際は、営業していなかった、混雑していて対応してもらえなかったといったことを避けるために、あらかじめ営業日・時間を押さえておきましょう。
おすすめは金曜日の午前中(11:00頃まで)なので、この日時を目安に来店してみてください。スムーズに対応してもらいやすいほか、比較的じっくり検討する時間を確保しやすいです。
また、どうしても来店できない場合はオンライン内見を活用することも検討しましょう。自宅からでも現地にいるような感覚で相談や内見ができます。ただしオンライン内見は予約が必要なので、事前に予約を取ってから利用しましょう。