「もう少し広い部屋で暮らしたい!」など、部屋のスペースに対してさまざまな希望を持っている人は多いですよね。一人暮らし向けの狭い物件では必要最低限の家具や家電を置くだけで部屋のスペースが埋まってしまうことも多く、特に大きなスペースを割くのは寝具です。そんなベッドスペースの節約におすすめなのが、壁面収納式ベッドです。
今回は、壁面収納ベッドの概要やメリット・デメリットなどを解説していきますので、興味をお持ちの方はぜひチェックしてみてください。
目次
壁面収納式ベッドとは?
壁面収納式ベッドとは、壁面に収納できるタイプのベッドです。壁から引き出すことでベッドとして使うことができるもので、ベッドを使わないときは壁の一部として収納できます。
ベッドの上げ下ろしは少しの力だけで可能なため、女性の一人暮らしの場合でも問題ありません。また、ほとんどの壁面収納式ベッドにはダンパーと呼ばれる扉や蓋をゆっくり動作させる部品がついているため、急に開いてしまう危険性もありません。
さらに、ほとんどの壁面収納式ベッドには収納棚などがついており、収納付きベッドとしても活用できます。なかにはデスクとベッドの2役で使えるタイプもあり、揃える家具を少なくすることも可能です。
壁面収納式ベッドのメリット
壁面収納式ベッドには、主に3つのメリットがあります。
①部屋のスペースが確保できる
②ベッドの上げ下げが楽に行える
③ベッド周りをきれいに保つことができる
それぞれの内容は以下のとおりです。
①部屋のスペースが確保できる
就寝時以外はベッドを収納するため、その分のスペースの確保が可能です。特にベッドルームを持てないワンルームでの一人暮らしでも、広い空間を使うことができます。来客時なども、壁面収納式ベッドであれば空間を広く使えます。
さらに、壁面収納式ベッドなら掃除の際も便利です。ホコリが溜まりやすいベッド下も楽に掃除ができ、ロボット掃除機も気にせず使うことができます。家事の時短にもつながるため、毎日忙しいビジネスパーソンにも壁面収納式ベッドはおすすめです。
②ベッドの上げ下げが簡単に行える
壁面収納式ベッドは、ベッドの上げ下げが楽に行えるのもメリットのひとつです。ベッドに付属している油圧式ポンプが上げ下げの補助となるため、女性や子どもでも安心して使うことができます。布団の上げ下ろしのような重労働もなく、毎日の収納も簡単に行えます。
③ベッド周りをきれいに保つことができる
通常のベッドを使うと、ベッド周りに充電コードや本が散らかりがちです。壁面収納式ベッドは収納する際に物を出しっぱなしにできないため、ベッド周りをきれいに保ち、普段から物を片付ける習慣が身につきやすいです。
前述のとおり、壁面収納式ベッドには収納スペース付きのものが多く、新たに収納ラックを用意しなくてもベッド周りのものを収納することも可能です。
壁面収納式ベッドのデメリット
壁面収納式ベッドにはメリットがある一方、デメリットもあります。
①値段が高めに設定されている
②ベッドを収納する手間がかかる
③用のマットレスが必要になる
それぞれの内容について、詳しく見ていきましょう。
①値段が高めに設定されている
通常のベッドと比べると、壁面収納式ベッドは値段が高めに設定されていることが多いです。実際のSNSにも値段の高さに不満を感じる方の投稿がいくつか寄せられており、価格比較サイトを見ても価格が高い傾向があります。要因としては、オーダーメイドである場合も多いことがあげられます。
②ベッドを収納する手間がかかる
壁面収納式ベッドは、就寝前と就寝後で1日2回出し入れをしなければいけません。収納自体は少しの力で済むものの、毎日の出し入れとなると手間に感じる方も多いのではないでしょうか。
また、ベッドだけでなくベッドの周りに置いているものも一緒に収納する必要があります。そのため、朝ベッドの収納やベッド周りの片づけをする時間がない方にとってはつらく感じるかもしれません。
③専用のマットレスが必要になる
壁面収納式ベッドは厚みが決まっているため、使えるマットレスに限りがあります。普段使っているマットレスが壁面収納式ベッドよりも厚い場合、薄めのマットレスに買い換える必要があります。
さまざまなタイプのマットレスがありますが、なかには壁面収納式ベッド専用のマットレスもあるため、厚みがわからない人は専用のものを購入すると安心です。もし自分好みのマットレスを使いたい場合には、壁面収納式ベッド自体をオーダーメイドしましょう。
壁面収納式ベッドがおすすめの人
壁面収納式ベッドは、以下のような人におすすめです。
・ワンルームに住んでいる人や一人暮らしの人
・部屋を広く見せたい人
・収納家具を増やさずに収納スペースを確保したい人
■ワンルームに住んでいる人や一人暮らしの人
ワンルームや1Kで一人暮らしをしている人は、居室と別に専用のベッドルームを持つことができません。そのため、生活空間にベッドを置くと窮屈に感じるおそれがあります。
ソファなどの大型家具を置いたり、部屋のインテリアを充実させたい人には、省スペースが叶う壁面収納式ベッドがおすすめです。壁面収納式ベッドを活用すると、節約できたスペースを他の用途に使うことができます。
■部屋を広く見せたい人
ワンルームや1Kではなくても、部屋のスペースをできるだけ広く見せたいと考えている人も多いのではないでしょうか。このように考えている人にも、壁面収納式ベッドはおすすめです。
就寝時以外、壁の一部となっている壁面収納式ベッドは、ベッドがスペースの周りをすっきりさせることができます。雑多な印象を与えるスペースがなくなれば、その分部屋を広く見せることができます。
部屋を広く見せられる壁面収納式ベッドは、友人や家族などの来客が多い人にもぴったりです。プライベートスペースであるベッドを収納することで、生活感をなくすことができます。
■収納家具を増やさずに収納スペースを確保したい人
特にワンルームや1Kなど部屋の数が少ない間取りや、居住スペースが狭い賃貸物件の場合、収納スペースの少なさに困ることも珍しくありません。そういった場合、壁面収納式ベッドを使うことで収納スペースを確保できます。
また、壁面収納式ベッドの収納棚を使うだけでなく、収納してスペースが空く分に新たに収納家具を置くことも可能です。仮に収納スペースが少なかったとしても、壁面収納式ベッドを使えば収納スペースを増やすことができます。
壁面収納式ベッドを使って快適な生活を送ろう
壁面収納式ベッドとは壁面に収納できるベッドのことで、就寝時以外は壁と一体にすることができるのが特徴です。壁面収納式ベッドのメリットとしては主に以下の3つが挙げられます。
・部屋のスペースが確保できる
・ベッドの上げ下げが簡単に行える
・専用のマットレスが必要になる
壁面収納式ベッドはワンルームや1Kで一人暮らしをしている人や部屋を広く見せたい人、収納スペースを確保したい人におすすめです。一方、使用するマットレスが限られるなど、使用するうえで気になるデメリットがあるのも事実です。メリットとデメリットを理解し、自分のライフスタイルを考慮したうえで、購入するかどうかを決めてみてください。