時間や手間のかかる引越し作業ですが、基本的に日々の仕事や家事の合間にやることが多いのではないでしょうか。そうなると、できるだけ効率的に行うことが重要になってきます。とくに荷造りは、間違った方法で行うと大切な荷物を傷つけてしまうかもしれません。
今回は、引越し準備に関する荷造りの手順や注意点、アイテムごとの荷造りのポイントについて解説していきます。近々引越しをする予定の人や、引越しで大切な家具や家電などを壊したくない人はぜひ参考にしてください。
目次
引越しの荷造りの手順
余裕をもって引越し当日を迎えられるよう、荷造りは計画的にする必要があります。まずは以下の順番で荷造りを進めていきましょう。
➀部屋ごとにグループ分けする
②不要なものを処分する
③使用頻度の低い荷物から梱包する
④引越し直前・直後に使用する可能性が高い荷物はまとめておく
⑤引越し当日は残りの荷物を梱包する
それぞれの内容について詳しく解説していきます。
➀部屋ごとにグループ分けする
まずは部屋ごとにグループ分けを行い、荷物をダンボールに詰めていきます。たとえばワンルームマンションに一人暮らしをしている方の場合、以下のグループに分けて詰めていきましょう。
・玄関
・洗面、浴室、トイレ
・キッチン
・ベッド周辺
・テレビ周辺
・クローゼット内
上記のグループ分けは、引越し後も同じような場所になることがほとんどです。新居で行う荷解きの作業をしやすくするためにも、この時点である程度のグループに分けておきましょう。
②不要なものを処分する
引越し先には使う荷物だけ持っていくと、入居後に行う荷解きが捗ります。そのため、不用品はすべて処分しておきましょう。
また、不用品の種類・材質・サイズによっては、一般ゴミと一緒に捨てられないものも多くあります。そういった場合、以下の方法で処分してみてください。
・リサイクルショップで売る
・オークションサイトやフリマアプリで売る
・必要な友人に譲る
・自治体の粗大ゴミ回収サービスを活用する
・引越し業者に引き取ってもらう
・不用品回収業者に依頼する
とくに粗大ゴミの処分は予約などの関係で時間がかかることも多いため、引越しの1ヶ月ほど前から準備を進めていきましょう。また、引越し当日は立ち会いなどの関係で、作業ができないことも少なくありません。休日などを利用して、無理のない範囲で不用品の処分を行っていきましょう。
③使用頻度の低い荷物から梱包する
梱包作業の順番は、使用頻度で決めていきます。以下のような使用頻度が低い荷物から順に梱包していきましょう。
・シーズンオフの衣類や靴、布団
・ストックしている日用品
・使用頻度が少ない食器、調味料
・ベッド下に収納している小物
・ディスプレイしている置物
・来客用のアイテム
詰めたダンボールには、中身が何か一目でわかるようなメモを書き込んでおくと便利です。
④使用する可能性が高い荷物はまとめておく
引越しまでに使用する可能性が高い荷物の場合、可能なものはある程度まとめてダンボールに入れておき、ガムテープで封をせずに置いておきます。この場合も、使用頻度を意識した順番でダンボールに入れていきましょう。
引越し直前・直後に使用する可能性のある荷物として、以下のようなものが挙げられます。
・掃除用具
・工具
・洗面用具
・トイレットペーパー
・調理器具
・カーテン
・着替え
これらのアイテムは、取り出しやすい場所にそれぞれまとめておきましょう。
⑤引越し当日は残りの荷物を梱包する
引越し当日は、③④で梱包していない荷物をダンボールに詰めていきます。また④の、引越し直前・直後に使用する可能性が高いものが入ったダンボールに封をするのも、このタイミングで行います。なお、引越し当日に急な荷物が出てくる場合もあるので、ダンボールは余裕を持った数・サイズを用意しておきましょう。
引越しの荷造りに準備すべき必要な道具
引越しの荷造りは、必要なアイテムが揃っていなければ効率良く進めることができません。必要な道具は事前にすべて揃えておきましょう。
<梱包資材>
ダンボール | 引越し業者に依頼する場合は無料でもらえるため、さまざまなサイズを揃えておくようにする |
ガムテープ | ダンボールや梱包材の封に使用するため、頑丈な布テープがおすすめ |
養生テープ | ガムテープよりも粘着度が低いテープで、配線をまとめたり引き出しの扉を押さえたりするのに便利 |
気泡緩衝材 | 割れやすいアイテムを保護するために使用する |
新聞紙 | 気泡緩衝材の代わりに使用できる |
ビニール袋 | 衣類や洗剤などを梱包するときに使用する |
<その他のアイテム>
軍手 | 梱包中の怪我を防ぐ用途で使用するため、すべり止め付きのタイプがおすすめ |
カッター・はさみ | 梱包・荷解きの双方で使用する |
油性ペン | ダンボールの内容を記載するときに使用する |
工具 | 家具の分解や組み立てに使用する |
掃除用具 | 荷物の運び出しが終わった後に使用する |
引越しの荷造り作業はいつから始めるべき?
引越しにおける荷造り作業は、一般的に以下のスケジュールで進めていきます。
・1ヶ月前:不用品の処分、梱包資材の準備
・1〜2週間前:使用頻度の低いアイテムの梱包開始
・5日前〜前日:使用頻度の高いアイテムの梱包開始
引越しの荷造り作業は、最低でも1ヶ月前から着手するのがおすすめです。なぜなら、粗大ゴミの回収には1ヶ月ほどの期間を要する場合もあるからです。また、一般的な賃貸物件では解約予告期間が1~2ヶ月の物件が多いので、解約通知を目安に引越しの準備を行っていくとよいでしょう。
梱包作業は、荷物が多いファミリー世帯の場合は2週間前、一人暮らしの場合は1週間前を目安におこなっていきます。たとえ荷物が少なくても、あまり時間が取れない人は余裕をもって早めに始めていきましょう。
引越しの荷造りをする際の3つの注意点
引越しの荷造りにはちょっとしたコツがあります。家具や家電、その他のアイテムを傷つけないためにも、以下にご紹介する3つの注意点を守るようにしましょう。
1つのダンボールに詰めすぎない
1個のダンボールに物を詰め込みすぎると、ダンボールの底が抜けてしまったり重すぎて持てなくなったりします。目安の梱包量は、1人で無理なく持てる重さです。
また、ダンボールには重いものから先に詰めていきましょう。重い荷物を後から入れると下にある軽い荷物に圧力がかかり、壊れてしまうおそれがあります。なお、荷物同士に隙間があると移動中にダンボール内で動いてしまうため、気泡緩衝材や新聞紙などを活用して荷物同士がぶつからないように工夫しましょう。
さらに食器類など、重いものばかりを詰めることになるときは、小さい箱を選ぶのがおすすめです。大きい箱では、詰めこみ過ぎると底が抜けてしまったり中身の量を調整しても隙間ができやすくなってしまったりするため注意しましょう。
ダンボールは必ずテーピングする
ダンボールの底は十字にガムテープを貼ることで、底抜けを防げます。万が一底が抜けてしまうと荷物が壊れるだけでなく時間もロスしてしまうため、ダンボールのテーピングは徹底して行いましょう。
ダンボールをテーピングする際は、剥がれにくいガムテープを使うことが重要です。たとえ十字で厳重にテーピングしていても、粘着力が弱いものではすぐに剥がれてしまうおそれがあります。養生テープは粘着力が弱いため、布製のガムテープがおすすめです。
ダンボールには中身を書く欄や矢印が記載されていることもあるため、組み立てる際はそれに従って天地を決めます。もし逆向きに組み立ててしまうと、運搬するとき逆さに積まれて、中に入っている荷物への負担が大きくなってしまうので注意してください。また、向きが記載されていないダンボールであれば、念のためダンボールにどちらが上かを書き込んだり引越し作業員に伝えておいたりすると安心です。
家電は必ず水抜きをする
水抜きとは、冷蔵庫や洗濯機などに溜まった水を抜くことです。水抜きをしないまま引越し作業を進めると搬送時に他の荷物を濡らしてしまうため、家電の水抜きは必ず行いましょう。
水抜きの主な手順は以下のとおりです。
<冷蔵庫の場合>
①製氷機用の給水タンクを外し、製氷機能を停止させる
②コンセントを抜いて電源を切る
③冷蔵庫の中を整理して水受けトレイに溜まった水を捨てる
<洗濯機の場合>
①給水栓を閉じた状態で洗濯機の電源を入れる
②1分ほど通常の洗濯コースを起動する
③ホースから出る水を捨てる
④洗濯機の蓋を閉めて脱水コースを起動する
⑤ホース内に残った水を捨てる
特に冷蔵庫の水抜きには時間がかかるため、引越し前日から行う必要があります。前日にはコンセントを抜いておく必要があるので、中の食材はそれまでに片付けておきましょう。なお、冷蔵庫・洗濯機どちらも製品によっては水抜きのやり方が少し変わります。水抜きをする際には取扱説明書を読んで、手順を確認してから行ってみてください。
【アイテム別】引越しの荷造りのポイント
ここからは、引越しの荷造りポイントを解説していきます。アイテムによって注意すべきポイントが異なってくるため、それぞれに適した荷造り方法を確認しましょう。
【キッチン】引越しの荷造りでの詰め方
割れ物が多いキッチンは、搬送中に壊れないよう、慎重に梱包しなければいけません。
食器(割れ物)
食器は割れやすいため、1枚ずつ新聞紙や緩衝材で包んでいきます。また、床と平行に積むと上からの圧力がかかり、それによって割れやすくなります。食器をダンボールに入れる際は、床と垂直にして隙間なく詰めていくのがおすすめです。
包丁
包丁などの刃物は、十分に梱包できていないと荷造り・荷解きの際に怪我をする可能性があります。梱包材で包むだけでは梱包材が破れるおそれがあるため、ダンボールやタオルを使って刃物部分をカバーしましょう。ダンボールやタオルだけでは心配という人は、市販の包丁ケースを活用してください。
調理器具
細々していて割れにくい調理器具は、サイズや形に合わせてまとめて緩衝材で梱包するのがおすすめです。おたまやフライ返し・泡立て器などといった細長いもの、ボウルやザルなどの丸いものなど、形が似ているものを重ねてまとめることで、スペースの無駄を減らすことができます。ただし、割れやすいものをひとまとめにしてしまうと傷がつくおそれがあるため、そういったアイテムは個別に梱包しましょう。
鍋・フライパン
鍋やフライパンは、大きさに合わせて重ねて梱包していきましょう。片手鍋や行平鍋など、形が同じものを重ねれば無駄なスペースをつくらずに済みます。ただし圧力鍋の場合、傷やへこみがついてしまうと使用できなくなるおそれがあるため、必ず個別で梱包してください。
カトラリー類
カトラリー類は、調理器具と同じようにまとめて梱包します。とくにお箸やティースプーンなど細くて小さいものは紛失しやすいためまとめて、隙間ができないよう梱包材で包むのがおすすめです。このとき、養生テープや輪ゴムなどでとめておくと、梱包材の中でばらける心配もありません。
調味料・食品
調味料は中身がこぼれないよう、注ぎ口を養生テープやラップ・輪ゴムを使ってふさぎましょう。頑丈にふさいでいても、搬送中の揺れや衝撃で中身が飛び出てしまうことがあります。また、食品は引越し前に使い切ってしまうのがおすすめですが、容量などの理由でどうしても使い切れないことも多いと思います。常温でも問題ないものであれば新居に持っていけますが、そうでない食材は廃棄しましょう。
【衣類・布団】引越しの荷造りでの詰め方
衣類や布団の荷造りの際、以下に挙げるポイントを意識して実践していくと捗るため、可能な範囲で取り入れてみてください。
服
服は、すぐに使わないシーズンオフのものから入れていきます。このとき、ダンボールに「夏服」「冬服」といった目印をつけておくと、入居後の荷解きを楽に行うことができます。また、服をハンガーに吊るしたまま移動できる「ハンガーボックス」をレンタルできるケースも多いため、ハンガーボックスを用意しているかどうか、一度引越し業者に確認しておきましょう。
靴
靴の荷造りで重要なポイントは、汚れ移りや色移りを防ぐことです。普段履きしている靴は汚れがついているため、他の靴に汚れを移さないよう引越し前に磨いておきましょう。基本的に靴は1セットずつ梱包材で包んでいきますが、革靴は色移りしてしまう可能性があるためまとめて梱包するのは避けるのがおすすめです。
バッグ
折り畳めるバッグは、コンパクトにしてからダンボールに入れていきます。ダンボールや他のバッグとの摩擦によって傷つくのが心配な場合、梱包材で包んだバッグ同士の隙間にも、緩衝材を入れておきましょう。このときできるだけ多くのバッグを梱包するために、上下交互に入れるのがおすすめです。
布団
布団や毛布の梱包の際、引越し業者によっては圧縮袋や布団袋を用意してくれますが、そのようなサービスがない場合、ダンボールでなく大きなビニール袋を活用します。入居後すぐに使う布団は、梱包を厳重にしすぎると荷解きに時間が取られてしまうため、適度に行いましょう。複数の布団がある場合、使用用途や使用場所を書いておくとスムーズな荷解きが叶います。
カーテン
カーテンは、たたんでからダンボールに入れます。カーテンのひだに沿ってたたむとシワがつきにくいためおすすめです。また、カーテンは入居後すぐに取り付けるアイテムのひとつなので、どのダンボールにカーテンが入っているかが一目でわかるように目印をつけ、いつでも取り付けられるようにしておきましょう。
【家電・家具】引越しの荷造りでの詰め方
家具や家電の荷造りは、できるだけ引越し業者に任せるのがおすすめです。
テーブル・椅子
組み立て式のテーブルや椅子の場合、分解して1ヶ所にまとめておきましょう。テーブルや椅子の脚は他の荷物を傷つける危険性があるため、新聞紙や梱包材でカバーしておくようにしてください。傷をつけたくない革製のソファなどは引越し業者が梱包材を巻き、そのままトラックに運び込んでくれます。
棚
組み立て式の棚は一度分解し、部品をまとめてひとつのビニール袋に入れます。細かい金具は養生テープを使って天板などに貼り付けておくと、紛失を防ぐことができます。食器棚や、液体・プラスチック製品・電化製品などを入れていた棚は、中身をひとつずつ梱包する必要があるため、ダンボールにはどの棚に入っていたかを記載しておくことが重要です。
タンス
中身が衣類だけの場合、タンスはそのままの状態で運ぶことも可能なので、引き出しや扉が飛び出さないように養生テープで固定しておきましょう。ただし、タンスの中に衣類以外のものが入っていればそのまま運ぶことはできません。引越しの前にタンスの中を整理しておくことがおすすめです。
テレビ
テレビは振動や衝撃が故障の原因になるため、引越し業者に荷造りを任せるケースがほとんどです。入居後スムーズに設置するために、テレビについている配線の種類や差込口の場所は覚えておきましょう。写真を撮ったりテープなどで目印をつけたりしておくと安心です。
パソコン
一部の引越し業者はパソコンも梱包してくれますが、配線の取り外し・取り付けは自分で行わなければいけません。内部の故障は保証対象外のため、引越し前にデータのバックアップを取っておきましょう。バックアップはハードディスクやUSBなどの外付けデバイス、オンラインストレージなどで行うのが一般的ですが、外付けデバイスではそのデータが飛ぶ可能性も考えられるため、ダブルでバックアップを取っておくのがおすすめです。
パソコンの梱包は、緩衝材とダンボールを使って厳重に行います。パソコン以外は何も入れず、隙間を緩衝材で埋めていきましょう。マウスやキーボード・ケーブル類は、別のダンボールに梱包します。
冷蔵庫
前述のとおり、冷蔵庫は前日からの水抜き作業が必要です。水抜きが終われば中の水分を拭き取り、コードやアースは中に収納しておくと紛失の心配がありません。引越し業者に依頼している場合は自分で冷蔵庫を運ぶ必要がないため、水抜きだけは事前に自分で行って、あとはプロの業者に任せましょう。
洗濯機
冷蔵庫同様、洗濯機にも水抜きが必要です。給水ホース・排水ホースなど部品が多いため、紛失しないよう洗濯機本体に養生テープで貼り付けておくのがおすすめです。
梱包・運搬方法も、冷蔵庫と同じく引越し業者に任せましょう。入居後の洗濯機の取り付けは、引越し業者によってはオプションサービスで依頼できる場合もありますが、自分で取り付ける場合は洗濯機とそれぞれのホースを正しく取り付ける必要があるため、取扱説明書を見ながら慎重に行いましょう。
【その他】引越しの荷造りでの詰め方
上記で説明したアイテムの他にも、以下のアイテムの梱包は特に注意しましょう。
書籍
書籍を梱包する重要なポイントは、小さいダンボールを使うことです。書籍の種類によっては重さがあるため、大きなダンボールを使うとたくさん入れすぎて底が抜けてしまう可能性もあります。重さを適宜確かめながら、書籍を詰めていきましょう。
書籍を梱包する際は、地面と平行に大きいサイズのものから積み上げていきます。ダンボール内に隙間があると、書籍が動いたり他のダンボールに潰されたりして中身が傷つくおそれがあるため、隙間があればタオルや緩衝材を使って埋めましょう。
スプレー類
スプレー類は、搬送中の気圧・温度の変化で破裂するおそれがあるため、引越し前に廃棄するのがおすすめです。どうしても運びたい場合には、直射日光が当たらないように梱包する必要があります。
シャンプー・洗剤などの液体類
液体類を梱包するときは、容器ごとラップで包み、さらにビニール袋をかぶせます。ジップロックなどファスナー付きの袋を使うと、万が一中身が飛び出てしまった際もほかの荷物が汚れにくいためおすすめです。搬送中に液体がこぼれてしまったときに備えて厳重に梱包しましょう。
雑貨
細々した雑貨などのアイテムは、種類ごとにまとめて透明のビニール袋やジップロックに入れておきましょう。中に入っているものがすぐにわかるため、入居後の整理整頓も捗ります。ただし、ガラス製品などの壊れやすいものは、他の雑貨とまとめるとぶつかり合って傷がついてしまうので、緩衝材を使いながら個別で梱包しましょう。
引越しの荷造りに関するよくある質問
引越しの荷造りをしていると、さまざまな不安でいっぱいになることもありますよね。ここからは、引越しの荷造りに関して特に多い質問を紹介していきます。
引越しの当日までに荷造りが終わらなかったら?
引越し当日は、引越し業者の運搬が始まるまでに自分で荷造りを終わらせておかなければいけません。時間通りに荷造りが終わっていないと、引越し業者に梱包作業を手伝ってもらうことになり、その際は追加料金が発生します。
また繁忙期の場合、引越し自体がキャンセルになってしまうケースもあります。物件の退去日は決まっているため、引越しがキャンセルになってしまえば自分で荷物を運び出さなくてはいけなくなるのです。
自分で運搬をするのは、費用・手間・労力の負担が大きくなるためできるだけ避けたい事態です。そうならないためにも、余裕を持ったスケジュールで荷造りを進めましょう。
引越しの荷造りでダンボールが足りなくなったら?
一般的に、ダンボールは引越し業者に手配してもらえますが、荷物が多くダンボールが足りなくなるケースも考えられます。そのような場合は、自分でダンボールを集めなければなりません。
ダンボールはスーパーやドラッグストアなどから無料でもらうことができます。また、引越し業者が追加のダンボールを手配してくれることもあるため、まずは引越し業者に確認してみましょう。
貴重品の荷造りはどうすればいい?
通帳や財布・貴金属などの貴重品は自分で運ぶ必要があります。そのため、引越し当日は大きめのカバンを用意しておき、その中に大事な貴重品を入れておきましょう。
カバンの中に入る貴重品なら問題ありませんが、アンティーク家具や絵画などの大型のものだと自分で運び出すことは難しいと言えます。そのような場合は引越し業者に相談し、指示に従って行動してみてください。
引越しの荷造りは手順を把握して効率的に進めよう
引越しの荷造りは、手順を把握するだけで効率的に進めることができます。梱包方法もアイテムごとに違うため、壊れたり傷がついてしまったりしないようそれぞれ確認しながら荷造りを進めていきましょう。
また、引越し準備はできるだけ早い段階から行うのがベストです。万が一当日に荷造りが終わらないと、追加料金の発生や引越しができなくなるおそれもあるため、余裕を持った引越し作業を心がけましょう。