大学生の家賃平均は「5.5万円」!安いお部屋の探し方や生活費を抑えるコツも伝授

新居で荷解きをする大学生

大学に合格した後、様々な手続きや準備などやるべきことは多くありますが、一人暮らしとなる方は「部屋探し」も必要になります。

期待に胸を膨らませる気持ちもある一方で、どんな暮らし方をしていけばよいのか不安に思うこともあるでしょう。

今回は、一人暮らしを始める大学生に向けて、安い賃貸物件の探し方や生活費を抑えるコツについて解説します。
「なるべく費用を抑えて生活したい」「生活を安定させたい」といった方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。

目次

大学生の一人暮らしにかかる家賃の全国平均額は「約5.4万円」!

「全国大学生活協同組合連合会」の調べによると、大学生の一人暮らしにかかる家賃の平均額は約5.4万円でした。ただし、家賃は間取りや地域によっても平均額が変動します。

以下に、1部屋あたりの家賃平均&地域別の家賃平均について見ていきましょう。

<1部屋あたりの家賃平均>

・全国:約50,547円

出典:全国賃貸管理ビジネス協会 「全国家賃動向

【地域別の家賃平均】※一部屋あたりの家賃平均

地域平均額
札幌約4.78万円
仙台約4.66万円
東京(23区)約9.27万円
横浜約6.69万円
名古屋約5.76万円
大阪市約5.96万円
福岡市約5.41万円

参考:CHINTAIネット2022年6月時点

都心に近づくにつれ、家賃相場が高くなる傾向にあります。上記のように、地域によって差が生じるので、自分が住みたいエリア付近の家賃相場を事前にチェックしておきましょう。

大学生の一人暮らしにかかる初期費用や生活費

続いて、大学生の一人暮らしにかかる初期費用や生活費の相場をご紹介します。一人暮らしを始める人は、自分のライフスタイルをイメージしながらチェックしてみてください。

大学生の一人暮らしにかかる初期費用は「約60万円」!

大学生の一人暮らしにかかる初期費用は約60万円です。初期費用の主な内訳を見ていきましょう。

<初期費用の主な内訳>

・賃貸物件の契約費用
・家具家電の購入費用
・引越し費用

次項からは、駅周辺に大学が多く比較的家賃が抑えめな武蔵境駅を取りあげ、各費用の内訳についてシミュレーションしつつ解説します。

また、一人暮らしを始める際にかかる初期費用については、以下の記事でも詳しく解説しています。初期費用を抑えるコツなども含んでいるので、こちらもぜひ併せてチェックしてみてください。

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一人暮らしを始めるのにかかる初期費用はいくら?安く済ませる方法も紹介

初期費用①:賃貸物件の契約費用(家賃約5〜7ヶ月分)

賃貸物件の契約費用には、家賃約5〜7ヶ月分がかかると想定しておくことがおすすめです。

武蔵境駅へ住む場合を例に、内訳と各費用の詳細を見ていきましょう。

武蔵境駅がある武蔵野市エリアの家賃相場は7.6万円のため、家賃7.6万円の物件に住むことを想定します。その場合、賃貸物件の契約費用は約38万円〜56万円ほどです。

【賃貸物件の契約費用の内訳】

内訳費用
敷金7.6万円
礼金7.6~15.2万円
仲介手数料3.8~7.6万円
前家賃7.6万円
日割り家賃3.8万円(16日頃に入居する場合)
火災保険料1.0~2.0万円
保証会社利用料3.0~6.0万円
鍵交換費1.5~2.0万円
その他費用(サポート料・消毒費など)2.0~4.0万円
合計37.9~55.8万円

家賃を7.6万円と設定した場合(参考:CHINTAIネット2022年6月時点

賃貸契約にかかる初期費用は、少なくとも家賃の約5ヶ月分かかると想定しておきましょう。

上記のシミュレーションでも合計金額に幅があるように、物件によって初期費用は変動します。たとえば、敷金が家賃の2倍かかる賃貸物件もあれば礼金不要といった賃貸物件もあります。

また、保証会社や鍵交換が必要かなどの契約に関する条件も、物件によってさまざまです。契約前は賃貸物件情報を確認し、初期費用の目安を把握しておきましょう。

なお、初期費用内訳の各項目についてより詳しく知りたい方は、併せてこちらもチェックしてみてください。

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賃貸契約にかかる初期費用の内訳・相場を解説!安く抑える方法も紹介します

初期費用②:家具家電の購入費用(約11万円)

家具・家電の購入費は約11万円かかります。以下の表で、一人暮らしの生活で使う家具・家電とそれらにかかる費用について見ていきましょう。

【家電の費用】

家電費用
冷蔵庫2.0万円~
洗濯機2.0万円~
テレビ2.0万円~
電子レンジ0.5万円~
電子ケトル0.2万円~
炊飯器0.5万円~
ドライヤー0.3万円~
合計7.5万円

【家具の費用】

家具費用
寝具1.0万円~
カーテン0.5万円~
証明0.5万円~
テーブル0.5万円~
ソファ1.0万円~
合計3.5万円

上記で挙げた家具・家電はあくまでも一例なので、人によってはテレビや炊飯器など必要ない家具・家電があるかもしれません。

また、価格は商品によって異なるので、家具・家電にこだわりたい方はさらに予算が必要な可能性もあります。一概に11万円かかるとは言い切れないため、自分のライフスタイルをイメージしながら必要費用を算出してみましょう。

少しでも費用を抑えたい人は、新生活応援セットや中古品などの商品も検討してみてください。

入社・入学を控える季節になると、多くの販売店で新生活を始める方向けのキャンペーンを行います。必要な家具・家電をセットで購入できるほか、個別で購入するよりリーズナブルな価格に設定されるためおすすめです。

さらに、フリマアプリやリサイクルショップを使えば、通常価格よりも安く家具・家電を揃えられる可能性が高いです。
ただし、ほしい家具・家電の取り扱いがないこともあるほか、中古品は保証期間が切れているおそれもあるため、長く使いたい家具・家電は新品も含めて検討しましょう。

初期費用③:引越し費用(約10万〜20万円)

引越し業者を利用した場合、かかる費用は約10万〜20万円です。どのように引越し料金が決められるのか、変動しやすい料金にフォーカスして解説します。

【引越し費用の料金設定】

項目費用
トラックの移動距離・同市内町村:約4.0万円
・同都道府県:約5.3万円
・東京~大阪:約9.2万円
・東京~福岡:約11.9万円
繁忙期かどうか※繁忙期=3~4月、8~9月・閑散期:約3.0~3.4万円
・繁忙期:約3.4~4.0万円
土日祝日かどうか・平日:約3.0~3.4万円
・土日祝日:約3.2~3.6万円
・土日祝日(夜間):3.4~3.8万円
合計10~19.7万円

参考:アート引越しセンター 「単身のお引越し」
参考:日本通運 「単身パック料金検索結果」

荷物の量によってトラックの大きさや台数、配送スタッフの人数なども変動するため、必ずしも上記の料金になるとは限りません。繁忙期か閑散期かでも引っ越し料金は変わります。

あくまでも目安として、業者へ依頼した際の費用がどのくらい必要なのか把握しておきましょう。

また、引越し費用を抑えたい人は以下の記事もおすすめです。

▼関連記事 
引越し費用を抑える10の方法を紹介!業者選びや準備・運搬のポイントは?

大学生の一人暮らしにかかる生活費は「毎月約12.5万円」!

大学生の一人暮らしにかかる生活費は約12.5万円/月です。以下の表で、生活費の内訳をチェックしていきましょう。

【生活費の内訳】

内訳費用
食費約2.47万円
住居費約5.39万円
交通費約0.39万円
教養娯楽費約1.18万円
書籍費約0.17万円
勉学費約0.19万円
日常費約0.75万円
電話代約0.31万円
その他約0.23万円
貯金約1.43万円
合計約12.5万円

出典:全国大学生活協同組合連合会 「第57回学生生活実態調査」

食費や娯楽費などの流動費は、生活の仕方で大きく変わります。そのため、毎月の支出を抑えたい際は、自炊を増やしたり遊ぶ回数を見直したりとこれらの費用から節約を意識してみてください。

大学生の一人暮らしにおすすめの間取り

家賃の目安を5.4万円とした場合、おすすめの間取りは1Rや1Kです。これらより広い間取りとなると家賃が高くなり、毎月の生活費を抑えることは難しくなります。

ここからは、上記の家賃で住める賃貸物件の特徴について解説していきます。

家賃5万円で住める部屋の特徴

家賃5万円、駅から徒歩10分以内という条件ではどのような部屋に住めるのでしょうか。
地域別に比較できるよう、東京都と福岡県を例に見ていきましょう。

<東京都内の場合>

・築年数:築20年以上
・間取り:1R、1K
・周辺エリアの特徴:住宅街に囲まれた物件が多い

<福岡県の場合>

・築年数:築20年以上
・間取り:1R、1K、1DK、1LDK、2K、2DK
・周辺エリアの特徴:周辺は住宅街に囲まれているものの、都市部までアクセスしやすい駅に近い

上記はあくまでも例なので、地域によって築年数や間取りには差があります。ただし、都市部は利便性や立地も良い賃貸物件が多いため、築浅・駅近などの好条件では選択肢が狭まることを理解しておきましょう。

家賃6万円で住める部屋の特徴

続いて、家賃6万円、駅から徒歩10分以内という条件で住める賃貸物件の特徴を解説します。こちらも東京都と福岡県を例に挙げて見ていきましょう。

<東京都内の場合>

・築年数:築15年以上 
・間取り:1R、1K
・周辺エリアの特徴:住宅街に囲まれた物件が多い

<福岡県の場合>

・築年数:築15年以上
・間取り:1R、1K、1DK、1LDK、2K、2DK、2LDK
・周辺エリアの特徴:住宅街に囲まれた郊外だけでなく、都市部(主要駅の近く)の物件もある

先述よりも選択肢の幅は広がるものの、家賃6万円の場合、東京都と地方エリアでは間取りの種類に大きな差があります。
賃貸物件の選択肢を広げたいという場合、駅からのアクセスや築年数などの条件を緩和してみましょう。

大学生向けの家賃が安めなお部屋の探し方

ここからは、家賃が安めで大学生向けの賃貸物件を探す方法について解説していきます。注意点も含めて解説するので、一人暮らしの部屋探しに疑問や不安がある方は一通りチェックしてみてください。

安いお部屋の探し方①:都市部から離れたエリアで探す

家賃が安めな賃貸物件を見つけたい場合は、都市部から離れたエリアを中心に探してみましょう。

家賃は、物件の立地や周辺環境の充実度合いによっても左右されるため、利便性の高い都市部は比較的高めに設定されます。

たとえば、全国的に見て家賃相場が高いといえる東京都の中でも、エリアによって家賃相場に差があります。以下は、新宿区と八王子市の家賃相場です。

<新宿区と八王子市の家賃相場>

・新宿区:約10万円
・八王子市:約4.9万円

参考:CHINTAIネット2022年6月時点

同じ東京都内であっても、立地条件次第で家賃に約5万円もの差が生まれます。八王子から新宿までは約40~50分(乗り換えなし)でアクセスできるため、決して通えない立地ではありません。

一方で、大学のある場所から離れ過ぎたエリアや家賃に大きく差が出ないエリアであると、電車代やバス代などの交通費で、余計にお金がかかる可能性もあります。
定期を利用することで交通費は少し軽くなりますが、トータルでいくら変わるのかバランスをみつつ選ぶことが重要です。

賃貸物件を探す際は都市部以外も候補に含めつつ、アクセスしやすいかどうかもチェックしてみてください。

安いお部屋の探し方②:築年数にこだわらず探す

築年数にこだわらず探せば、家賃の安めな賃貸物件を見つけやすくなります。

築年数の古い賃貸物件は建物や設備も古くなるので、新築よりも需要が低い傾向にあります。そのため、家賃が下がりやすいのです。

たとえば、家賃相場が比較的高い千代田区の場合、同じエリア内であっても築30年以内の築古であれば、以下の家賃相場となります。

<家賃相場の比較>

・千代田区の物件全体:12.3万円
・千代田区の築古物件:6.7万円~

参考:CHINTAIネット2022年6月時点

ただし注意点として、築古の賃貸物件は設備の充実度が高くない可能性があります。

たとえばセキュリティ面であれば、防犯カメラや共用エントランスのオートロックなどがついてない物件の可能性も高いです。
大学進学に合わせた初めての一人暮らしで不安がある場合、家賃だけに注目せず、設備に問題がないかも注意して確認しましょう。

安いお部屋の探し方③:駅から少し離れた物件から探す

駅から少し離れた賃貸物件も、候補に入れることで理想的な予算の物件を見つけやすくなります。駅近物件はアクセスが便利で需要が高いため、家賃も高めな傾向です。

一方、駅から離れた賃貸物件は利便性では劣るものの、周辺環境が落ちついていたり比較的家賃が安めだったりとメリットもあります。

また、駅近物件と変わらない金額でも、家賃が安くなるぶん選択肢が広がるため、設備やセキュリティが新しいなど好条件な賃貸物件に出会えるかもしれません。

駅から少し離れた物件に住むと実際どうなのか、気になる方はこちらの記事で詳しく取りあげているので、ぜひ参考にしてみてください。

▼関連記事
駅から「徒歩15分」の賃貸物件ってどうなの?メリット・デメリットを紹介

安いお部屋の探し方④:敷金礼金ゼロ物件を探す

敷金・礼金ゼロの賃貸物件であれば、賃貸契約にかかる初期費用を抑えられます。

敷金・礼金はそれぞれ家賃1ヶ月分が相場です。場合によっては10万円以上など、初期費用を大幅に節約できる可能性があるため、少しでも安く賃貸物件を探したい人は敷金・礼金の有無にも注目してみてください。

ただし、敷金・礼金ゼロの賃貸物件には以下のような注意点もあります。

<敷金・礼金ゼロの注意点>

・家賃が同条件の賃貸物件の相場より高めな可能性がある
・短期解約の際に発生する違約金が設定される
・賃貸物件の選択肢が限られる
・敷金ゼロの物件の場合、退去費用の負担が大きくなる

上記の注意点は必ずしも起こりうることではありませんが、どのような契約内容になっているのか、契約書の内容は賃貸契約の前にじっくり目を通しておきましょう。
難しい項目も多いので、不明瞭な箇所があった場合は不動産会社のスタッフに必ず確認することが重要です。

敷金・礼金ゼロの物件については、以下の記事でも詳しく解説しているので、ぜひチェックしてみてください。

▼関連記事
敷金・礼金なし物件の知っておきたいデメリット!仕組みや探す方法もご紹介

安いお部屋の探し方⑤:仲介手数料が少ない物件を探す

仲介手数料が少ない賃貸物件を探して、初期費用を抑えることも検討しましょう。

仲介手数料は、契約成立の報酬として不動産仲介業者へ支払う費用で、相場は家賃の約1ヶ月分です。
ただし、大家さんと顧客から合意がとれれば、双方の仲介手数料の負担割合は不動産仲介業者が設定できます。そのため、賃貸物件によっては相場より安い、または仲介手数料無料の賃貸物件もあります。

また、「仲介手数料が安い賃貸物件」には注意点もあるので、事前に確認しておいてください。

<仲介手数料が安い場合の注意点>

・敷金や礼金が高めに設定されていることがある
・賃貸物件の条件がよくない場合がある(築年数が古い、駅から遠いなど)
・他の名目で仲介手数料分の費用を補填されている場合がある(事務手数料や緊急時の対応サービスなど)

上記は必ずしも起こるわけではありませんが、注意しておきましょう。

賃貸物件の条件に関しては、人によって問題がない場合もあるかもしれませんが、別の名目で費用を上乗せされている場合は本末転倒です。賃貸契約前に、費用の明細をしっかりと確認しましょう。

また、同じエリアにある同じような条件の賃貸物件と比較しつつ、初期費用は合計でどれくらいかかるのか、目安を把握しておきましょう。

一方で、とくに他で費用が発生しているわけでもなく、仲介手数料が無料な物件もあります。不動産会社の報酬であるはずなのになぜ仲介手数料を無料にできるのか、仕組みが気になった方はこちらで詳しく解説しているので参考にしてみてください。

▼関連記事
仲介手数料無料の物件はおすすめできる?無料になる仕組みや注意点を解説

大学生の一人暮らしにかかる生活費を抑えるコツ

最後に、日常的にできる生活費節約のコツを5つご紹介します。
自分のライフスタイルに合い、無理なく続けられそうなコツをピックアップし、日々の生活に取り入れてみてください。

生活費を抑えるコツ①:水道光熱費を節約する

生活費を抑えるうえで取り組みやすいのが水道光熱費の節約です。節約を始める際は、現在の水道光熱費が高いかどうか判断するところから始めましょう。

総務省が実施する家計調査によれば、単身世帯における水道光熱費の全国平均は約1.1万円/月でした。そもそも現状の光熱費がこの額より低ければ、他の費用の節約から注力することも検討してみてください。

参考:総務省「家計調査 単身世帯2021年」

一方、平均より光熱費が高い場合は、以下の方法で節約を始めてみましょう。

<水道光熱費の節約方法>

・業者や料金プランを見直す
・最新家電への買い替え(省電力モードなどがついているもの)
・追い焚きの回数を減らす
・お風呂はシャワーで済ませる

また、水道光熱費の節約方法は以下の記事でも詳しく解説しているので、より具体的な方法が知りたい人は目を通してみてください。

▼関連記事 
一人暮らしの水道光熱費はいくらかかる?手軽にできる節約術も解説

生活費を抑えるコツ②:外食やコンビニの利用頻度を減らし自炊する

外食やコンビニなどの利用頻度を減らし、自炊して食費を節約しましょう。自炊による節約では、以下のポイントを押さえてみてください。

<自炊する際のポイント>

・食材はまとめ買いする
・作り置きして調理の手間を減らす
・野菜や肉は下ごしらえをして保存

食材をまとめ買いしておけばスーパーやコンビニへ行く回数が少なくなり、余計な買い物をする機会を減らせます。また、特売日などにまとめ買いをして冷凍保存しておくなどの方法もおすすめです。

さらに、作り置きや下ごしらえをしておくと傷む前に食材を使いきって無駄なく自炊ができることに加え、日々の調理の手間が省けます。休日などで余裕があるときに作り置きをしてくと、忙しいときのごはんに便利です。

ただし初めて自炊する人は、慣れておらず思うように続かないことも考えられます。お弁当・お惣菜なども適宜利用して自炊の回数を調整しつつ、無理なく続けられるようにしましょう。

また、食費に関しては以下の関連記事でも詳しく解説しています。本格的に食費を節約したい人は目を通してみてください。

▼関連記事 
一人暮らし生活の食費、月平均いくら?節約方法なども解説

生活費を抑えるコツ③:マイボトルを持参する

マイボトルを持参して、飲み物代を節約しましょう。「マイボトル持参」と「毎日ペットボトル飲料を購入」「毎日カフェでコーヒーを購入」でどのくらい出費に差があるのかシミュレーションしてみます。

<シミュレーションの前提条件>

・ペットボトル飲料1本は150円
・コーヒー1杯は500円
・マイボトル(お茶・インスタントコーヒー)は1杯10~20円

【飲み物代のシミュレーション】

購入期間コーヒーを購入ペットボトルを購入マイボトル持参
1週間3,500円1,050円70~140円
1ヶ月15,000円4,200円300~600円
1年180,000円50,400円3,600~7,200円

年間にすると、コーヒーの場合は10万円以上、ペットボトルは4万円以上の差がつきます。

コーヒー1杯、ペットボトル1本であっても、毎日の出費となれば生活費へ負担をかけてしまうため、マイボトルを持参して節約に取り組みましょう。

生活費を抑えるコツ④:格安SIM・プランなどでスマホを契約する

格安SIM・プランなどを契約してスマホの利用料金を抑えましょう。

料金プランにもよりますが、大手キャリアの月額料金より大幅に料金を抑えられる場合があります。さらに対象であれば、キャンペーンの適用によってポイント還元や割引なども受けられる可能性があるため、通信費を節約したい人は格安SIM・プランへの乗り換えも検討してみてください。

ただし、格安SIM・プランには以下のような注意点もあります。

<格安SIM・プランの注意点>

・キャリアメールを使えない可能性がある
・大手キャリアのサービスが使えなくなる
・大手キャリアのような店舗サポートが受けられない

格安SIM・プランを提供する業者は大手キャリアとは異なるため、これまで受けられたサービスを利用できないおそれがあります。

費用だけではなく、使い勝手やプラン内容についても自分に合っているか十分チェックしておきましょう。

生活費を抑えるコツ⑤:ポイント制度を活用する

ポイント制度を活用して、少しずつ出費を抑えていきましょう。

たとえば、食材や生活必需品などの購入でクレジットカードを使用すると、ポイント還元されることがあります。還元率はクレジットカード会社によって異なるものの、貯まったポイントを次回の買い物に充てられれば出費を抑えることが可能です。

また、クレジットカードは公共料金や税金(所得税や自動車税など)の支払いにも利用できることがあるため、定期的にまとまったポイントを獲得することも可能です。

ただし、自治体によって支払い方法が制限されていないかや、提携しているカード会社かどうかは事前に確認しましょう。

また、クレジットカードは「どこに・いくら使ったか」を履歴として残せます。家計簿アプリとの紐付けにより、支出管理を手軽に済ませられるというのもメリットです。

大学生になる前にあらかじめ家賃の相場を押さえておこう

これから一人暮らしを始める大学生は、初期費用と生活費の目安を把握しておきましょう。予想外の出費が発生すると、一人暮らしスタート直後から生活に困ってしまうおそれがあります。

<初期費用と生活費の目安>

・初期費用:約60万円
・生活費:約12.5万円/月

初期費用をシミュレーションしておくほか、似た条件をした他物件の家賃相場を把握しておく、不動産会社選び、引越し業者選びなど、新生活を送る前にやるべきことはたくさんあります。

また、新生活が始まってからも快適な生活を送るためには、月々の出費を把握し、可能な範囲で節約するなど自己管理が必要です。ただし、過度な我慢をするとストレスが溜まり、せっかくの新生活が楽しめなくなってしまうかもしれません。

全体のバランスを見て、自分に合った方法をとりながら理想の一人暮らしを叶えてみてください。

ふどサーチ編集部